イライラの消しゴム

ブログは引っ越しました。https://www.office-yuyu.com/

ブログを引っ越しましたこちらをご覧ください。

勉強

そろそろ新年度が始まります。
お子さんをお持ちの方は
「やっと学校に行ってくれる」
と思ったり
「また宿題をやったか、と小言を言わなければならない」
などと思ったりしていることと思います。

さて、小中学生のお子さんをお持ちの方から出てくる怒りで
一番多いものは
「宿題をしない」「勉強をしない」
です。

そんな悩みをお持ちの方にはこちらの手帳をお勧めします。
アクションプランナージュニア版です。


一日の時間軸がついている手帳です。
何時に起きて、何時から食事をして、何時に勉強してということを書いておきます。
手帳というのは他人との約束事だけを書いておくことが多いですが、
自分との約束事を書いておく、というのがこの手帳の特徴です。

こちらにこの手帳を使ってみたリポートが載っています。
「空き時間が見えるようになったので学習時間が増えた」
「このドラマを観るとかビデオを観るとか、やりたい事を先に書いておいて、
そのために頑張って勉強をする。」
などの声が出ています。

よし、勉強時間を増やせるぞ、と思った方もいると思いますが、
私にとってこの手帳を使ってみた大きな効果は
「詰め込み過ぎだということがわかった」
ということでした。

お子さんがだらだらしている時間が多いのか、
それとも詰め込み過ぎで元々の計画に無理があるのか、
まずはこの手帳で確かめてみることから始めませんか。



■講座のご案内■
入門・応用講座お申込みはこちら
保育付講座お申込みはこちら

■出張講座■
皆さんの街に出張します。
お気軽にお問い合わせください。



↑人気ブログランキングに参加しています。役に立った、面白かったら押してください。

□■□■□■□■□□■□■□■□■
こちらの記事もお読みください
▼頑張り過ぎるあなたに
▼自分との約束
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

講座を受講した方からこんなご質問をいただきました。

・・・・・・・・・
怒りではなく感情を伝えよ、とのことだったので、子供に
「試験の点数が悪かったら悔しいでしょ。勉強しようよ。」
と言ったところ
「悔しくない。」と言われてしまいました。
どうしていいかわかりません。
・・・・・・・・・

これについてはすでに勉強しろ、言うだけ無駄で、記事を書きました。
今回は、別の観点で考えてみましょう。

「悔しいでしょ。」
というのは確かに感情ですが、
「あなたは悔しいでしょ。」ということで
あなたが主語になっています。
私の感情ではありません。
感情を探すのは難しい、といつも思います。

感情を伝えるときは、「私」の感情を伝えなければなりません。
ではこう言ってみましょうか。
「試験の点数が悪かったらお父さんは悔しいよ。勉強しようよ。」

なんで人の点数でお父さんが悔しいのよ、
結局親の見栄?
と思われておしまいでしょう。
というか、お父さんの方もこんなことは言いづらいでしょう。

やっぱり、勉強しろ、言うだけ無駄なのです。
感情の伝え方は心理学、「勉強しろ、言うだけ無駄」でご紹介したのは教育経済学です。
心理学と経済学で別のアプローチですが結論が同じというところが興味深いです。

■講座のご案内■
入門講座お申込みはこちら
保育付講座お申込みはこちら

■出張講座■
皆さんの街に出張します。
お気軽にお問い合わせください。



↑人気ブログランキングに参加しています。役に立った、面白かったら押してください。

【お知らせ】

ブログの更新情報をLINEで受け取れる機能ができました。
詳しくはこちら

もしよろしければ、イライラの消しゴムの
更新通知の登録をよろしくお願いします。


このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

子供をご褒美で釣っていいか(1)の続きです。

遠い将来の「自分のため」ではなく「目先の利益」の方が人間にとっては重要なので、
ご褒美をあげるのはその人間の性質を利用した方法です。

そこで
・ご褒美をあげることは効果的なのか。また、どんなご褒美の上げ方が効果的なのか。
・ご褒美をあげると勉強が楽しいという気持ちがなくなってしまうのではないか。
・ご褒美がなくなると勉強しなくなってしまうのではないか。
ということを考えていきましょう。

この問題に答えを与えたのがハーバード大学のフライヤー教授です。

(1)ご褒美をあげることは効果的なのか。また、どんなご褒美の上げ方が効果的なのか。
フライヤー教授は、
「テストで良い点をとればご褒美をあげます」
という結果にご褒美をあげるグループと
「勉強すればご褒美をあげます」
という過程にご褒美をあげるグループを用意して
両者のテストの点数を比べてみました。

皆さんはどちらが効果的だと思いますか。

結論は「勉強すればご褒美をあげます」という過程にご褒美をあげた
グループの方がテストの点数が高かったそうです。
そして「テストで良い点をとればご褒美をあげます」
という結果にご褒美をあげるグループは、
ご褒美をあげないグループとテストの点数は変わりませんでした。
この理由として、テストで良い点をとる方法を理解していない場合、
まずは勉強させること、勉強の方法を教えることが重要だとしています。

ということはもちろん、間違った漢字を延々と書き取りしているとか、
間違った計算方法でとにもかくにも1時間勉強したとかではなく
ご褒美をあげるにしてもやはり親か代わりになる人が見てあげる必要がありそうです。

(2)ご褒美をあげると勉強が楽しいという気持ちがなくなってしまうのではないか。
次に、ご褒美をあげて勉強させたグループと何もしないグループを比べてみました。
どちらも勉強が楽しいと答えた人の割合に変化はないということです。
勉強が楽しいと思う人は、ご褒美をもらおうともらわまいと楽しいと思い、
楽しくない人はご褒美をもらおうともらわまいと楽しくないと思うということでしょうか。

(3)ご褒美がなくなると勉強しなくなってしまうのではないか。
これを確かめるために、
ご褒美をあげたグループとあげないグループの1年後のテストの結果を
比較してみました。
両方のグループのテストの点は同じでした。
つまり、ご褒美をやめてしまうと勉強する人はするし、しない人はしないという
状態に戻ってしまうということです。

最後の結果が残念ですが、フライヤー教授はこういっています。

「短期的な効果が消えてしまっても長期的な効果まで消えてしまうわけではない。
例えば 幼稚園で良い教育をした人とそうでない人を比べた研究がある。
幼稚園で良い教育をした人は、学校に行ってからの試験の点数が良くなくても
大人になってからの収入が多い。
その理由は、この幼稚園では忍耐や仕事の倫理などを教えたからだ。」としています。

それでは、勉強よりも忍耐や仕事の倫理などを教えた方がいいのではないか、とか、
ご褒美を与えて勉強させることで忍耐や仕事の倫理などは教えることができたのか、とか
疑問が生じ、この点はややこじつけのような気がします。

しかし勉強しなくて困っているお子さんにはご褒美をあげてみる、というのも試してみる価値は
あるかもしれません。
ただし、過程にご褒美をあげることと、
ご褒美をあげなくなったら勉強はしなくなるということに注意してください。

参考文献
Bradley M. Allan and Roland G. Fryer, Jr.(2011)
”The Power and Pitfalls of Education Incentives"
Brookings Institution, hamilton Project


■講座のご案内■
入門講座お申込みはこちら

■出張講座■
皆さんの街に出張します。
お気軽にお問い合わせください。



↑人気ブログランキングに参加しています。役に立った、面白かったら押してください。
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

先日書いた勉強しろ、言うだけ無駄が好評だったので、勉強に関する記事を
また書いてみましょう。

「テストでいい点を取ったら○○を買ってあげる」
「勉強したらお小遣いをあげる」
皆さんもこんな言葉をどこかで聞いたことがあるかもしれません。
このような働きかけは有効なのでしょうか。

おそらく皆さんは、「勉強するのは自分のためなんだからそんなことで釣るのは良くない」
とお考えでしょう。
ところで「自分のため」というのは何でしょうか。

「勉強することで人格が陶冶される」
ことを意味していますか。
あるいは
「学ぶことは楽しいから楽しさを知って欲しい」
と思っていますか。
それとも
「勉強しておけば物を知らずに恥をかくということがない」
ということを意味していますか。
それとも
「勉強しておけば選択肢が広がる」
のですか。
あるいは
「将来良い生活をするため」
ですか。

いずれにせよ、この「自分のため」、勉強して良かった、
あるいは勉強しなくて後悔した、というのはたいていの
場合、学校を卒業した後に感じることになります。

遠い将来には確かに効果を実感するのだけれど、
今の時点では効果を実感できないこと、よくありますよね。
例えば、禁煙した方がいいのだけれど、病気になる将来はまだずっと先なので
今は吸ってしまう、
これを食べれば太るのはわかっているが、目先の誘惑に負けて食べてしまう、
このお金を使うと来月が苦しくなるが、今の楽しみを優先したい。

人間は、将来の利益よりも現在の利益の方を大きく感じてしまう
性質があります。
子供をご褒美で釣る、というのはこの人間の性質を利用した方法なのです。

しかし、この方法についていろいろな疑問が出てきます。
・ご褒美をあげることは効果的なのか。また、どんなご褒美のあげ方が効果的なのか。
・ご褒美をあげると勉強が楽しいという気持ちがなくなってしまうのではないか。
・ご褒美がなくなると勉強しなくなってしまうのではないか。

次回、この疑問について考えていきます。


■講座のご案内■
入門講座お申込みはこちら

■出張講座■
皆さんの街に出張します。
お気軽にお問い合わせください。



↑人気ブログランキングに参加しています。役に立った、面白かったら押してください。
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

↑このページのトップヘ