イライラの消しゴム

オフィス悠々代表高田しのぶのブログです。
「ゆったりと健やかに」をイライラの消しゴム®で実現します。

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2016年01月

19世紀半ばのアメリカにフィネアス・ゲージという男がいました。
ゲージは鉄道建築技術者の職長で、勤勉で責任感があり、
仕事ができて皆に好かれて敬意を集める人物でした。

ある日のこと、作業中の事故でゲージの頭に鉄の棒が突き刺さり、
頭を貫通しました。
普通ならば死んでしまうところですが、ゲージはかろうじて一命を
取り留めます。

一命は取り留めたものの、事故後の性格は以前とは全く異なって
しまいます。移り気で無計画で、礼儀知らずで頑固なのに気まぐれで、
不遜な人物になってしまったということです。

ゲージの性格の変化が現在まで伝わっているのは、事故時にゲージを
診察したハーロウという医師のお蔭です。ハーロウは、ゲージの死後、
ゲージの家族と手紙をやりとりをし、ゲージのその後の様子を知ります。
また、ハーロウはゲージの脳の損傷部位も記録に残しています。

ゲージが損傷したのは前頭葉だとされています。これが、前頭葉が判断、
衝動、展望的記憶を司るということがわかった最初の研究です。

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参考文献


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前頭葉に関する記事はこちらもどうぞ。

ティーン(10代の子供)はなぜ、気分屋で、衝動的で、ふてくされているのか。
なぜ、感情を露わにし、口答えし、気遣いしないのか。
なぜ、飲酒、運転、セックス、その他諸々についてティーンは判断力に欠けるのか。
それを知るには、彼らの脳の配線の具合を見る必要がある。
(フランシス・ジェンセン、エイミー・エリス・ナット(2015)『10代の脳』文芸春秋)

 
気分屋で衝動的な思春期のお子さんに手を焼いている方も多いと思います。
ここでは、最新の脳科学の知見を元に、思春期の子供の特徴について説明していきたいと
思います。

★10代は脳が完成していない。
10代も後半になると大人に見えますが、実は脳は完成していません。
特に判断、衝動を司る前頭葉が未発達で、脳の他の部分とのつながりも弱いです。
脳が完成するのは30歳になってからと言われています。

ですから、ああすればこうなるという判断が弱く、危険な行動を取りやすいのです。

例えば、一気飲みをするとどうなるのか、酔いつぶれた友人がいたらどうすれば
いいのか、という判断は弱くなります。
そんなことは、いくらでも報道されているので、うちの子はわかっていると思ってもそうでは
ありません。
前頭葉は展望的記憶というものも司っています。
展望的記憶というのは将来すべきことを覚えておく能力です。
つまり、酔いつぶれた友人がいたら介抱する、場合によっては病院に連れていく、
ということを覚えておけない、ということなのです。

大人からしたらそんな馬鹿な、と思いますが、
それが嘘ではないことは、一気飲みとその被害がいつまでも問題になっていることからもわかるでしょう。
SNSにアルバイト先でふざけた写真を載せてしまうなどというのも同じでしょう。

★対策
それでは、10代の子にはどうしたらいいか、ということですが、
「同じことを繰り返し言う」ことが必要です。
壊れた蓄音機のように同じことを何回も言ってください。
うちの子はもう大学生だから、と思っても油断は禁物です。
お子さんの脳はまだ完成していないのです。

脳が未成熟だから仕方がない、と思えば、お子さんが、
馬鹿げた行動をしても、
衝動的でも、
一度言ったことを覚えていなくても、
イライラせずに我慢できると思いませんか。

参考文献



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livedoorブロガーのカータンはこんな記事を書いています。
これも新しい文化、ではなく単なる脳の未成熟です。

先日の足立区での講座のことです。

魔法の呪文を教えたとき、「言葉でなくてもいいですか。」
という質問が出ました。

つまり、行動で、自分が落ち着くことがあればそれをしていいですか、
というご質問です。

もちろんです。

この質問を契機に、
「自分は深呼吸をする」
「(五郎丸ポーズとは違うんだけど)手を合わせている」
などの意見がでました。

気を付けてほしいのは、この仕草で、相手に怒りが伝わってはいけない、
ということです。

貧乏ゆすりをすると落ち着くとか、
腕を組むと落ち着くとか、いう人もいるかと思いますが、
こういう仕草では自分がイライラしている、
怒っていると相手に伝わってしまいます。

魔法の呪文は攻撃的でないものがいいのです。

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魔法の呪文はこちらの記事をどうぞ
▼たけのこじゃ仕方ない
▼なんでも100回
▼6秒くらいの、バカバカしい言葉。

足立区足立保健所東和保健総合センターからのご依頼で講座をしました。
思春期の子供と接する教員、保護者が対象で、
「思春期のイライラとどう付き合う」がテーマでした。

思春期の怒りの特徴について教えてください、ということでしたので
ここ10年の脳科学でわかった10代の脳の特徴と、
子供達と一緒にできるアンガーマネジメントのワークをお伝えしました。

ご感想を紹介します。

思春期の脳が未熟、というお話がスーッと入りました。
繰り返し、話していくことが大切だということがわかり、参考になりました。
自分自身が、心穏やかに過ごして、子どもの怒りに飲み込まれないようにしていきたいと思います。
ありがとうございました。


高校生くらいの子供、体は大人ですが、脳は未熟です。
脳は30歳で完成すると言われています。
この話しは次回以降、改めてしましょう。

対象が思春期とありましたが、50代の自分自身もほぼ同じパターンであること。
他の知り合いも10代とかけ離れた人も同様と感じた。
「少しでも自分も含め周囲の人も気づき改善につながれば」と思います。


自分の行動パターンもまるで10代のようだ、
というご感想もいただきました。
そんなことはないと思いますが・・・。
10代の行動パターンはまた改めて記事を書きます。

今日の研修は、私の関わるご家庭にぴったりのものでした。
ぜひ参加していただきたかったのですが、残念です。
“怒り”は、誰しもが持つ感情で、私自身も日常的によく感じるものです。
そのちょっとした怒りを「怒りの日記」を思い浮かべて、
“気持ちを伝える”ことから始めようと思います。
また、仕事で関わるご家庭にも伝えていきたいです。


本日の話は自分を見つめ直すいい機会になりました。
子どものイライラと同時に自分もイライラを共有してしまっていると感じました。
客観的に一呼吸おいて相手(自分)を見ることができたら、もう少し落ち着いた生活ができますね。


人から怒りをぶつけられるのは嫌なものです。
怒りをぶつけられた場合の対処法をご覧ください。

今日はありがとうございました。教員経験は積み重ねてきましたが、
最近の子どもたちにはいろいろと伝わらないことも多く、
何かもっと良い指導方法はないかと悩むこともたびたびです。
自分が変わることで、何か良い影響が出てくるように実践してみたいと思います。


自分自身を振り返ってのグループワークは、
自分の事だけでなく他の方の話を聞いて自身を振り返ることができ、
より講演内容が良くわかりました。
今日は参加してよかったです。
高田先生をはじめ、企画してくださった職員の方々どうもありがとうございました。


貴重なお話を聞くことができ、大変有意義でした。
自分が思っている「~すべき」と他が思っている「~すべき」の考えをすりあわせ、
守る優先順位をつけるところが、大変参考になりました。
自分の考えでは思いつかないことでも、他が入ると考えが拡がる、
実際にランキングをつけることで目に見えて、守るべきものが分かる。
大変明瞭で分かりやすかったです。


人の話しを聞くと勉強になりますし、
人と自分の違いに気づいて、自分の考えの特徴に気づきますね。

今日の講座は、教室でも利用できそう、という声もありました。

具体的な対処療法を知ることができました。
「べき」をすり合わせる→この方法は、学校運営をしていく上で、とても有効だと思いました。
この方法で、学級目標などを決めると、生徒も実践しやすいと思いました。


アンガー、怒りに対してどうしてこんなにも自分はコントロールできないでいるのか。
怒りの後に来る自分自身への嫌悪感、子どもに対するとめどない怒り、さげすみ、
これを何とかしなければこの後の人生が暗雲を呼ぶでしょう。
今日は納得できました。ありがとうございました。


足立区の皆さん、ありがとうございました。

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来月も教員の研修、会社員の研修と出張が続きます。
皆さんの職場でもぜひどうぞ。

発言小町という読売新聞の投稿サイトがありますが、「6秒くらいの、バカバカしい言葉。」
というトピックが立ちました。

ガーッと怒らないためには、
カチンと来てから6秒間やり過ごすことがポイントだと知りました。

そこで、
6秒間、やり過ごせるような、
怒るのがバカバカしくなるような言葉を、心の中で唱えようと思っています。

ということで怒るのがバカバカしくなる言葉を集めています。

この中で私がいいなと思ったのは
「ちゃらりー!鼻から牛乳~♪」と
「ようかいの~♪せいなんだ~♪」
です。

「ちゃらりー!鼻から牛乳~♪」はご存知トッカータとフーガニ短調、
「ようかいの~♪せいなんだ~♪」は子供達に大人気の妖怪ウォッチです。

皆さんも何かありましたらFacebookの方のコメント欄にどうぞ。

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おなじみ6秒と魔法の呪文の組み合わせですね。

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