講座の受講者から以下のようなご質問をいただきました。

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アンガーマネジメントと関連があるかは分かりませんが、
私の怒りっぽさは、怒ることが気持ち良い、と思っていることから来ている気がします。
怒りが沸いてくると、同時にエネルギーがみなぎって疲れも吹き飛んで体がよく動き、頭の回転も早くなるので色々はかどります。怒りに任せて言いたいこともズバズバ言え、怒った私を見た周囲(主に家族ですが)はすぐに動き出します。一仕事終わった後も、その途中も爽快感すら覚えます。
これが恒常化するとしたら、ちょっと怖いことだなあ、と一応建前では思いながらも、内心は怒りは便利な道具と認めている私がいます。
こういったことですが、対処法はあるのでしょうか。
怒っているとき、すごく自分に生命力を感じるのです。
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これを読んで、そうだなあとうなずいた人もいるのではないでしょうか。

気持ちがいい、というので生理的に考えてみましょう。
怒りというのは生理的には「緊急事態や恐怖に対応するための準備」といえます。

こんな例を考えてみましょう。
原始時代です。
野生動物があなたに襲いかかってきました。
このような場合、すぐに体は戦うか逃げる態勢に入らなければいけません。
このため副腎皮質からアドレナリンが出ます。
運動器官への血液供給を増やすために、心拍・血液が上昇したり、
感覚器官の感度を上げるために瞳孔が拡大したり、
痛みを麻痺させたりします。

現代生活ではこのような事態にあうことはありませんが、
緊急事態や恐怖にあうとアドレナリンが出るという作用は残っています。
「エネルギーがみなぎって疲れも吹き飛んで体がよく動き」
「言いたいこともズバズバ言え」
「怒っているとき、すごく自分に生命力を感じる」
というのはアドレナリンの作用です。
火事場の馬鹿力というような状態になります。

さて、ここで疑問が生じます。
(1)怒りは生理的反応なので仕方ないのではないか。
(2)怒ってアドレナリンが出て気分がいいのだからそれでいいのではないか。

次回は、これについて説明していきましょう。

参考文献
湯川進太郎編(2008)『怒りの心理学』有斐閣

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